Google スプレッドシートで改行を含むセルをコピペしたときのダブルクオーテーションの対処法

Google スプレッドシートで、改行を含むセルをコピーして他のエディタなどにペーストしようとすると、ダブルクオーテーション( " )が文字列の前後に含まれてしまう。

ペースト後に普通に取り除いても良いのだが、複数セルをコピペしたい場合など最初から入っていない方が望ましい場合も多いので、対処できないかを調べてみた。

普通にコピペした場合

例として、スプレッドシートのA1セルには改行を入れた文字列、A2セルには改行を入れていない文字列を入力しておく。

これら2つのセルを選択してコピーし、エディタ(今回は VS Code を利用した)にペーストするとこのようになる。 改行を含む文字列のみ、前後にダブルクオーテーションがついてしまっている。

対処法

コピーしたセルを Google ドキュメントにペーストすることで対処が可能。 Microsoft Word や LibreOffice Writer など同様のワープロソフトでも同様の方法が使える。

単一セルを選択してコピペした場合、ペーストした際にダブルクオーテーションが入っていない文字列のみの状態になる。

複数セルの場合は、一度表形式で貼り付けた後、再度コピペすることで中身を取り出すことができる。 スプレッドシート側でコピーした後、Google ドキュメントでペーストする際に「リンクなしで貼り付け」を選択する。

この表を選択してコピーし、別の場所にペーストすると、表の中身のテキストがダブルクオーテーションなしで取り出すことができる。

多少手間がかかってしまうことと、セルの間の区切り文字が特に無くどこまでが1つのセルだったのかが分からないのは少々難点ではあるが、複数セルのダブルクオーテーションの取り除きの手間と比べると有用なのではないかと思われる。

おまけ

ここまで書いてきたが、セル内にダブルクオーテーションが含まれないことが保証されているのであれば、ペーストした後にエディタでダブルクオーテーションを全件検索→削除するのが一番速いかもしれない。。。