tree コマンドは、対象のディレクトリからのディレクトリ構造をツリー形式で表示するコマンド。Mac ではデフォルトで利用できるコマンドではないので、インストールして使えるようにする。
環境
- macOS Monterey 12.6.3
- Homebrew 4.2.2
インストール
Homebrew でインストールできる。
% brew install tree
念のためインストール先とバージョンを確認してみる。
% which tree /usr/local/bin/tree % ls -al /usr/local/bin/tree lrwxr-xr-x 1 gumfum admin 31 1 3 18:07 /usr/local/bin/tree -> ../Cellar/tree/2.1.1_1/bin/tree % tree --version tree v2.1.1 © 1996 - 2023 by Steve Baker, Thomas Moore, Francesc Rocher, Florian Sesser, Kyosuke Tokoro
treeコマンドを使ってみる
tree <ディレクトリ>
で、指定したディレクトリをルートとしたツリー構造を表示する。
% tree root_dir root_dir ├── child_dir │ ├── child_file_1 │ └── child_file_2 └── root_file
ディレクトリを指定しない場合は、現在のディレクトリをルートとして表示する。ルートは .
として表示される。
% cd root_dir % tree . ├── child_dir │ ├── child_file_1 │ └── child_file_2 └── root_file
-f
オプションを付けることで、各ディレクトリとファイルのルートディレクトリからのフルパスを表示できる。
% tree -f root_dir root_dir ├── root_dir/child_dir │ ├── root_dir/child_dir/child_file_1 │ └── root_dir/child_dir/child_file_2 └── root_dir/root_file
-i
オプションを付けることで、ツリー構造を表示せずにファイルの一覧のみを表示できる。
% tree -i root_dir root_dir child_dir child_file_1 child_file_2 root_file % tree -f -i root_dir root_dir root_dir/child_dir root_dir/child_dir/child_file_1 root_dir/child_dir/child_file_2 root_dir/root_file
他にも色々なオプションがあるが、--help
で確認できる通りかなり多いためこの辺りで割愛。