MacのWi-Fiの接続が頻繁に切れるようになった。検索してみると、ほとんどの記事で以下の2つを試してみるように、という内容。
Bluetoothをオフにすると、通信の干渉が起きている場合に効果があるため接続性が良くなる、という内容がAppleのサポートページでも見つかった。
ワイヤレス通信で干渉が起きている場合の症状
以下のいずれかの症状が認められる場合は、Wi-Fi や Bluetooth の信号に影響を及ぼす干渉が起きていると考えられます。
・デバイスを接続できない、または接続が途切れる
・(以下略)
https://support.apple.com/ja-jp/HT201542
IPv6の設定もオフにすればいいのでは?と思ったが、ネットワーク環境設定の画面では「オフ」が選択肢に出てこない(環境は macOS 10.15.7 (Catalina))。
IPv6の設定を「オフ」にするには、以下のようにコマンドを実行する必要がある。
1. IPv6をオフにしたいネットワークサービスを確認する
表示された一覧の中から、接続しているネットワークサービスの名前を確認する。
% networksetup -listallnetworkservices An asterisk (*) denotes that a network service is disabled. USB 10/100/1000 LAN Wi-Fi Bluetooth PAN Thunderbolt Bridge
2. IPv6をオフにする
1.で確認したネットワークサービスの名前を指定し、IPv6をオフにする。
% networksetup -setv6off Wi-Fi
特にメッセージは出ないが、これで設定完了。確認してみると、IPv6: OFF
になっている。
% networksetup -getinfo Wi-Fi DHCP Configuration IP address: 192.168.4.106 Subnet mask: 255.255.255.0 Router: 192.168.4.1 Client ID: IPv6: Off Wi-Fi ID: xx:xx:xx:xx:xx:xx
ネットワーク環境設定の画面を確認すると「オフ」の項目が増えており、無効になっていることが確認できた。
「自動」と「リンクローカルのみ」の違いはハッキリと分かってはいないが、「リンクローカルのみ」にすると、同一サブネット内の通信のみに使用される「リンクローカルアドレス」のみを利用できる状態にするのだろうと思われる。
あとで分かったことだが、そもそも接続していたルータが古く、IPv6に対応していないものだった。そのため、「自動」にしていてもIPv6の設定は完了できず、リトライなどが走ってしまっていたのか...?と推測。この環境ではとりあえず「オフ」のままでも問題なさそう。